「調子が良い」と感じる
この日は2週間に1度の、精神科の受診日。
出かける前、オリンピックのフィギュア男子や、将棋の羽生・藤井戦などがテレビやネット中継されることを知り、リアルタイムで見られないのを残念に思った。
その代わり「こうしたことに興味があるということは、今日は調子が良いのだな」と認識。
中継をリアルタイムで見られないのは残念だけど、気分は良かった。
「殆どいつも嫌なことが思い浮かぶ」ということを伝える
診察では2週間の出来事を簡単にまとめたルーズリーフを見せ、医師の見解を聞いたあとに「何かに集中している時や外出している時以外は、殆どいつも嫌なことが思い浮かぶ」ということを伝えた。
この症状は今に始まったことではなく、いつからか分からないぐらいずっと前からあり、私の中で当たり前のことになり過ぎて、医師に報告しそびれていた。
医師は私の話を聞きながら、眉間にしわを寄せてカルテに何やら書き込んでいた。
カルテに書き込むということは、重要なことだったのだろう。言えて良かった。
読書に没頭するのが最善手?
「私がうまく休めないのは、この『いつも嫌なことが思い浮かぶ』せいかなと思いました。嫌な気分から逃れようとして、しょっちゅう何かに没頭しているので。休んでいる最中は嫌なことを思い描いてストレスを感じていますし。どうすればいいでしょうか」
私の問いに医師は「うーん」と唸ったあと、
「薬ではどうしようもできないですねえ。何かに没頭するのは良いのですが、疲れきってしまわないように……そうですね、読書がいちばん良いでしょうね。自分の好きな時にやめられるし」
と答えた。
医師は私の趣味が読書とゲームだということを知っている。
読書は少ない労力で没頭できる行為
実際、読書は私が没頭できる行為のなかで、最も疲れを感じにくい行動だ。
また、元気な状態が続いていた頃も、毎日のように読書をしていた。
この前まではビジネス書ばかり読んで、違うベクトルで疲労を溜め込んでしまったけれども、知識を吸収するための読書ではなく、娯楽としての読書もバランスよく取り入れるのが重要だと改めて思った。
ゲームも疲れ切ってしまわないよう、こまめに休憩を入れればうまく活用できると思う。(医師はゲームをやること自体には反対していない)
調子よく過ごす
「この2日ぐらいで回復してきているようなので、薬はこのままにしておきます」という医師の言葉でこの日の診察は終了した。
その後は買い出しに行ったり、家事をしたり、久しぶりに料理をしたりと調子よく過ごした。
鉄分サプリを飲んでみる/寝付きは悪かったが良い日だったと思う
また、この日から鉄分のサプリを飲んでみることにした。うつには鉄分が効く、という情報を入手したからだ。
効果にはあまり期待していないが、もともと鉄分は不足しがちな栄養素だと思うので、うつに効かなくてもフィジカル面での健康促進にはなるだろう。
夜はなかなか寝付けず午前2時と遅めの入眠になったが、まずまず安定した1日だったと思う。